毎月第1日曜に登道サンロードで開催されている『百縁笑点街&さんさん産直市』。
実施しはじめてから今年で10年目を迎えます。
2019年3月3日(日)も冷たい小雨が降る中開催され10数店舗が出店し、お客さんがお目当ての商品を求めてアーケードを行き来していました。
事務局が主催で行っている「商品詰め放題」も目玉イベントの一つとなっています。
事務局も今年からNPO法人新居浜まちゅり隊へと変わった今、現状や今後の展望について事務局の方に聞きました。
えび天で有名な「秋月食品工業」さんも毎月欠かさず出店しています。
屋台形式でその場で揚げたてのえび天を買う事ができるので人気です。
全店舗必ず100円の商品を置く事がルール
出店している店舗に必ず100円の商品を1品は置く。
これが『100縁笑点街』の名前の由縁だそうです。
それ以外は出品できるものは特に自由です。
『さんさん産直市』は、昔JA新居浜市が出店していた時の名残で「最近は野菜等の生鮮品は出品が少ない」とのことです。
開始当初約40店舗程あった参加店舗の数は、現在では20店舗程まで減少しています。
モデルは山形県新庄市の『100縁商店街』
山形県新庄市の「新庄南本町商店街」で2004年から始まった『100縁商店街』。
お店の前にワゴンを並べて100円の特価商品を販売し、普段お店に来ないお客さんの来店ハードルを下げるという取り組みは成功し、集客に頭を抱えていた全国の商店街に普及しました。
新居浜の登道ではこの考えに+αでフリーマーケットを取り入れ、商店街に店舗を構えるお店以外の店舗も出店出来る仕組みとなっています。
これは、登道商店街で現在営業している店舗が少ない為で、閉店した店舗のシャッター前などのデッドスペースを使ってフリーマーケットが開かれています。
現在の出店者は、ほとんどが商店街の外から出店しに来ているそうです。
出店している店舗をみると、既存の店舗や閉店した店舗の前に机を置いて出店しているお店が多くあります。
ラクロス(左)さんもその一つ。
試行錯誤が続く運営のあり方
色々な人から知恵やアイデアを聞き、新居浜での最善の方法を毎日試行錯誤しているとの事です。
お客様が継続的に来てくれる仕組みとしてポイントカードや学びを大切にした工作教室なども行ってきましたが、事務局の運営団体が変わった今年からは更に新しい取組みとして、5月の連休中に「春は子ども天国」との共同企画を計画しているそうです。
その中では「子ども風呂敷市」と題して1人1平方m程のスペースを設けて子どもが商品を販売するというイベントも開催予定。
このイベントを通じて子ども達にも商売の大切さを学んで欲しいとの事です。
フリーマーケットも現在出店料を半額にして出店者を募集中です。
5月のイベントが6月・7月のリピートに一人でも繋がれば嬉しいと意気込んでいました。
とにかく出店者が足りない
「他の場所と違って段差等がなく身体が不自由な人でも安心して買い物ができる事や交通機関が整っている事等、この場所で出店するメリットは大きい」と事務局の方は話されます。
「商店街には活気がないと」という方、『百縁笑点街&さんさん産直市』は売るものがあればどなたでも出店する事ができます。
事務局はまだ元気いっぱいです。みんなの力を合わせて登道商店街を、賑やかに・明るくしませんか?
出店要項
- 開催日
- 原則として毎月第1日曜に市を開催
- 開催場所
- 登道サンロード
- 開催時間
- 9:00~13:00
(出店準備車両の進入時間は搬入8:00~9:00、搬出13:00~16:00
- 出店面積
- 1区画 約3.5m×1.5m
※原則として最大2区画まで
- 出店料金
- 年間 15,000円
単発 3,000円
フリーマーケット 1,000円/回
- 連絡先
- 百縁笑点街&さんさん産直市実行委員会(事務局:NPO法人新居浜まちゅり隊)
TEL:090-1175-1948(瀧下)/090-3188-6527(鴻上)
E-mail:niihama.sansan@gmail.com
住所:新居浜市若水町2-9-17 にっこうステーション1階