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私のメニエール病克服までの闘病記(2)

このページでは、新居浜市在住のまいぷれ新居浜ユーザー・Jさん(60代男性)から寄せられた「メニエール病・闘病記」を数回に分けて掲載していきます。

 

メニエール病は診断が難しい場合があり、耳鼻咽喉科などの専門科を標榜する医院に行っても別の病気と診断されてなかなか改善につながっていかないことがあります。今回、実際にそれを経験されたJさんの「同じ症状・似た症状で苦しむ方にセカンドオピニオンを受けるヒントや治療中の方の希望になれば」との思いから、寄稿をいただくことになりました。

 

あくまで個人の記録であり、同様の症状を抱えるすべての方に当てはまるものではありませんが、正確な診断により、少しでも症状が緩和する方が増えれば幸いです。

 

まいぷれ新居浜・まいぷれ西条編集部

※長引く体の不調について、自己判断をするのは危険です。

※出来る限り速やかに医療機関を受診されてください。

2.耳鼻咽喉科やマッサージ店のはしご

耳鳴りが続くようになり、さらに不安に

最初に行った耳鼻咽喉科で出してもらった薬も効果はなく、耳の不調は良くなることはなかったので、他の耳鼻咽喉科や疲労回復のためにマッサージ店をはしごしました。栄養ドリンク剤やビタミン剤、色々なサプリメントも試しましたが耳の不調が回復することはありませんでした。

2017年の秋頃からは今までの症状の上に、大きな音量の耳鳴りが突然起こるようになり、不安感がさらに増しました。

 

朝、目覚めて立ち上がると「プーン」という大きな音が鳴り始めたかと思うと、「ブォーブォー」と低音の耳鳴りに変わり、それが「キーン」という高音に変化することもあります。こんな状態が一週間ほど続くと耳が聞こえなくなればいいのにと思うこともありました。

耳鳴りは“慣れ”だと言われ…

別の耳鼻咽喉科に行き色々な症状を説明すると、耳鳴りは慣れですからあまり気にしないようにしてくださいと言われ、疲労やストレスが原因だとして少し休むことを勧められました。そして同じような薬を処方されて終わりです。

 

この時点で多少なりとも私自身が「目まい」を感じていれば、症状として申告することで医師もメニエール病を疑ってくれたのかもしれませんが、メニエール病の疑いという診断はありませんでした。

 

耳の不調を治してくれる他の耳鼻咽喉科を探し、マッサージ店をはしごする日々は2019年の夏頃まで約2年間続きました。

3.初めて総合病院へ

症状を感じてから2年、ついにメニエール病と判明する

2019年の夏。

まだメニエール病だと思っていなかった私は、ネットや書籍を調べていたときに高圧酸素治療が難聴等に効果があると知り、高圧酸素治療器のある総合病院を知人に紹介してもらいました。

その総合病院の耳鼻咽喉科を受診して、耳鼻科のさまざまな検査と脳のMRI検査を行い、医師の問診に答える中で、この症状は間違いなくメニエール病ですと言われました。

 

そして「メニエール病には高圧酸素治療は効果が薄い」とされ、投薬による治療方針が立てられました。

 

ここで、初めてメニエール病という診断が出ました。

私は、目まい症状はないことも伝えましたが、医師からは、目まいが起こらないメニエール病もありますと言われました。

メニエール病としての治療を開始

メニエール病は、内耳のリンパが増えて水ぶくれのようになっている状態で、ストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・性格などが原因と考えられているとネットには書かれています。

 

ここからは、そうした原因を取り除いていくための治療となり、尿の量を増やして間接的に内耳のリンパ液を排出したり、脳圧や眼圧を下げる働きをするイソソルビドという薬や脳内の血行を良くする薬を服用したりすることになりました。また、目まいが起こった時用に頓服薬の処方もされました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。