まいぷれ新居浜編集部ニュース
70歳以上の運転免許更新者に義務付けられている「高齢者講習」とは、どのような内容なのでしょうか。実際に講習を行なっている新居浜自動車教習所へ取材に行ってきました!

運転免許を更新する年に70歳以上を迎える方は、免許の更新手続き前に「高齢者講習」を受けることが法律で義務付けられています。高齢者講習は、主に運転免許センターや自動車教習所で実施しており、新居浜市・西条市では、以下の3施設で受講できます。
今回、まいぷれ新居浜では「新居浜自動車教習所」で高齢者講習を受講する方に同行できることになり、実際の高齢者講習の様子を取材しましたので、その模様をお届けします。
まずは、高齢者講習について軽くおさらいです。
運転ドライバーの高齢者講習は、1997年の道路交通法改正から導入された制度です。その後、2000年代以降にも受講年齢や検査内容の改正が行なわれ、2024年現在は以下のようになっています。
■免許更新の年に70歳以上
■70~74歳:講習、実車指導
■75歳以上:講習、実車指導、認知機能検査(医師の診断)
75歳以上の場合は、さらに一定の違反がある方については「運転技能検査」が追加されます。
70歳以上のドライバーの方は、高齢者講習を受講しなければ運転免許の更新ができません。対象者にはハガキ等でお知らせがありますので、免許更新日までに忘れずにご確認ください。

まずは、講習を実施している「新居浜自動車教習所」へ。
高齢者講習は各地域の自動車教習所で行なわれていることが多いのですが、そういった施設が少ない地域や施設数に対する人口が多い地域などは、混み合うためになかなか予約が取れないことがあります。運転免許の更新期限までに受講ができないと免許更新ができなくなってしまいますので、お知らせが来たらなるべく早めに予約を確認するのがおすすめです。


最初に受付を行ないます。
高齢者講習は、年齢による講習内容や免許種別(二輪、四輪)によって少し違いがありますが、数千円程度の料金がかかります。今回同行した方は70~74歳の四輪免許だったため、講習+実車指導で6,450円(約2時間)とのことでした。


取材日の受講者は全部で12名。
6人ずつの班に分かれて講習開始となりました。

最初はビデオ(映像教材)を視聴して、交通ルールや安全運転に関する知識の再確認が行われました。これは高齢者に限らず、運転免許を持っている方なら更新時に必ず受ける講習にもありますね。
また、映像を見るだけでなく指導員の方による質疑応答や、この後の実車指導も踏まえての具体的な運転の仕方、危険予測のシミュレーション映像などを使った学習もします。




高齢者講習では、実際に車を運転する実車指導もあります。
新居浜自動車教習所の場合は、基本的に教習所が持っている教習車(普通車)で受けることになるのでご自分の車を用意する必要はありません。
※特別な事情がある場合は、新居浜自動車教習所さんに事前にご相談ください。


基本的には、AT車での受講になるようです。
免許取得時は、S字カーブやクランク、坂道発進といった一通りの運転技術を確認するために要素が詰まったコースになっていますが、高齢者講習ではそこまでの複雑なコースではありませんでした。
日常的に安全運転に努めている方であれば、特に難しい内容ではなく普段通りにしていれば大丈夫です。

運転後は視力検査がありました。
高齢者講習では、健康診断などでも行なわれる「静止視力」に加えて以下のような検査があります。
■動体視力
■夜間視力
■視野検査
それぞれ機械の中を覗き込むように目を当てて、動体視力では遠くから迫ってくるランドルト環(目の検査で見るCのようなマーク)の穴の位置がわかった時点で答えるといった具合で進められます。
※難しそうに思えるかもしれませんが、担当者の方がちゃんと説明してくれるのでご安心ください!


なお、高齢者講習の視力検査で結果が悪かった場合でもそれが理由で免許の更新ができないということにはならないそうです。免許の更新日当日に行なわれる視力検査(静止視力)で問題がなければ、更新はできます。
高齢者講習で動体視力や夜間視力が低下していることが判明した場合は、普段からスピードを出し過ぎないことやトンネル前後での運転に気をつけるなど、より安全運転を心がけるようご注意ください。
また、眼鏡やコンタクトを着けている方は以前より視力が下がっていることに気づいていない場合もあります。免許更新日までに眼科や眼鏡店で調整を受けることなどをご検討ください。



運転後、もう一度座学の時間があります。
最近の運転に関する時事問題や特に高齢者に起きやすい事故の事例などを映像やテキストで学びました。
以上で、高齢者講習(75歳未満の部)は終了です。
最近は高齢ドライバーによる事故が大きく取り上げられることが多く、免許返納といった選択肢が取り沙汰されることもありますが、新居浜市・西条市のような地方都市の交通事情では、なかなか難しい方も多いと思います。
まずは、こうしたタイミングではしっかりと講習を受けて、検査の結果によって “より注意するべきこと” を再確認し、これからも安全運転に努めていただければと思いました。

高齢者講習を受講し、その行程を終了すると「運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)終了証明書」が交付されます。
運転免許の更新を行なう場合は、高齢者講習を終了していることを証明するため、こちらの証明書が必要になります。
更新当日、忘れずにお持ちください。
★高齢運転者支援サイト(検査内容や高齢者講習の流れがわかります)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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