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まいぷれ新居浜編集部ニュース

【新居浜で働く外国人に突撃取材!】ネウパネ・プラディープさん編(ネパール出身)

新居浜市で元気に働く外国人の方をご紹介! 新居浜にやってきた理由、住んでみての感想や好きなところなど突撃取材で聞いてみました。

愛媛県新居浜市。

四国の中北部に位置する瀬戸内海に面したこの町にも、たくさんの外国の方が暮らしています。

 

この特集では、縁あって新居浜市で働く外国人の方を取材し、どんな経緯(いきさつ)から新居浜市で働くことになったのか、フォーリナーの目から見た新居浜市の感想や好きなところなどについてお聞きし、改めて新居浜市の魅力を再発見していきます!

ゲスト紹介

今回取材に応じてくださったのは、ネウパネ・プラディープ(NEUPANE PRADEEP)さんです。

 

ネウパネさんは、ネパール出身の27歳。

来日されたのは22歳のときで、日本での生活は今年で6年目とのこと。

 

現在は、新居浜市久保田町にあるソフトバンク新居浜西でショップクルーとして、働いています。

 

ーー2022年・初夏。

取材班は、勤務先であるソフトバンク新居浜西にお邪魔して突撃取材を敢行しました。

職場の「ソフトバンク新居浜西」へ

久保田町にあるニイハ新居浜にやってきました。

建物1階部分に「ソフトバンク新居浜西」が入っています。

ソフトバンク新居浜西

携帯電話販売・スマホ教室

ニューウェイブの元気なソフトバンクショップです!

新居浜市久保田町2-3-9 ニイハ新居浜1階

今年の6月18日にリニューアルオープンしたばかりとのことで、看板や店内フロアが新しくなり、きれいなお店に迎えていただきました。

 

早速ネウパネさんの姿を探すと……

いらっしゃいました!

 

ちょうどお仕事中だったので、許可をいただいて1枚撮らせてもらいました。

 

ちなみにこの日は、先日申し込みの受付が始まったマイナポイント第2弾に関するスマホの操作について問い合わせがあり、そのサポートをなさっていたそうです。

 

邪魔にならないように一旦その場を離れてお仕事が終わるのを待ちます。

突撃インタビュー開始!

しばらくしてお仕事が一段落したところで、インタビューを開始です!

 

新居浜に来るまでのヒストリー

まずは、ネウパネさんの出身地ネパールについて少しご紹介。

ネパールはインドと中国(チベット自治区)の間にある内陸国です。

人口は約2,700万人、面積は北海道の約1.8倍の広さなのですが、その中にエベレストをはじめとした8,000メートル級の山、8峰を有する世界的な山岳国です。

 

日本との結びつきとしては、1956年に国交が樹立しており、今年で66周年を迎えます。また、地震が多い国という共通点もあり、これまで大きな震災が起きた際には互いに助け合い、支援をしあってきた仲でもあります。


ネウパネさんは首都カトマンズに次ぐネパール第2の観光都市ポカラの近くにある「パルパ」のご出身で、日本へは22歳の時にやってきました。

 

まずは、沖縄県の日本語学校で日本語の勉強からスタートし、その後は千葉の専門学校へ進学。その頃からネウパネさんは「就職するならケータイショップがいいなあ」と考えていたそうです。

――ケータイショップへの就職を考えたのはなぜでしょうか?

 

ネウパネさん:

人との触れ合いができる接客業に就きたいと思っていました。コミュニケーションがあることで日本語の上達にもつながります。それなら、最新のIT機器(スマホやタブレット)の知識を活かせるケータイショップで仕事をしようと考えました。

――ケータイショップは日本全国にありますが、新居浜市を選んだきっかけは?

 

ネウパネさん:

専門学校に在学していた頃、ケータイショップや求人情報を調べていたときに偶然株式会社ニューウェイブがソフトバンクショップの代理店経営をしている会社で、そのショップで働く社員募集をしていることを知りました。そこが新居浜市だったんです。すぐに申し込みをしました!

その後、ネウパネさんは面接などを経て、正式に「ソフトバンク新居浜西」の社員として採用されることになります。新居浜市に来たのは、2020年10月のことでした。

――知らない国の、知らない場所に来て、不安や寂しさなどはなかったですか?

 

ネウパネさん:

不安はなかったです。

来日からしばらく経った頃に新型コロナの感染症が蔓延してしまい、ネパールに残している最愛の妻に会えないことが一番寂しかったですね。でも、その妻を一日でも早く日本に呼び寄せたくて、できるだけ早く仕事を覚えてがむしゃらに働きました。

――なんと、すでにご結婚されているのですね! その奥さまは今は?

 

ネウパネさん:

はい。おかげさまで、今年(2022年)の3月に妻も来日を果たし、今は新居浜で一緒に仲良く暮らしています。

 

新居浜市のここが好き!

――新居浜市の好きなところを教えてください。

 

ネウパネさん:

まず、景色がきれいなところです。人がとても優しいところも気に入っています。そして、何より住みやすい、環境がGOODなところが好きです。

▲お気に入りの黒島海浜公園で。

――ありがとうございます。

特にお気に入りのスポットなどはありますか?

 

ネウパネさん:

1つ目は、黒島海浜公園です。

海が見える公園でとても落ち着きます。青い空に青い海の気持ちいい場所!

 

――いいですね、黒島!

1つ目ということは、2つ目も?

 

ネウパネさん:

はい。2つ目は、滝の宮公園です。

職場から近い場所にあって、お散歩したり展望台からの景色を眺めたりするのに気に入っています。春は桜がきれいでお花見もできます。

▲滝の宮の展望台で。

海も山も近くにあり、すぐに自然に触れ合える新居浜を満喫してくださっているようです。

 

同僚・先輩社員の皆さんから

ここで少し、同じソフトバンク新居浜西で働く同僚や先輩クルーの皆さんからもお話をうかがいました。

――ネウパネさんの印象はいかがでしょうか?

 

同僚クルー:

日本語がとても上手です。最近では会話に困ることもありません。ソフトバンクでは、クルーの育成やレベルアップを目的にした資格認定制度があるのですが、その資格試験も日本語で受検して合格するので、すごいです!

――ネウパネさんの仕事ぶりはいかがでしょうか?

 

先輩クルー:

とにかく前向きで一生懸命です。

悩みがあっても努力して乗り越える姿を見てきたので、お客さまから「ありがとう」「がんばってね」といった声をかけてもらっているところを見ると、自分のことのように嬉しく思います。今ではとても頼りになるクルーです!

皆さん、人一倍努力家のネウパネさんのことをとても信頼している様子でした。ちなみに日本語で資格試験を受けられるほど語学力堪能なネウパネさんは、日本語能力試験の最高レベル「N1」を取得されています。

 

新居浜に住もうと考えている外国の方へ一言

――これから新居浜市に住んでみようと考えている外国人の方に何か一言ありますか?

 

ネウパネさん:

地図で、東京や大阪から新居浜市を見ると遠い場所だと思うかもしれませんが、地図で見るより全然近いイメージです。新居浜に来てよかったと心の底から思っています。新居浜市、おすすめです!

――新居浜市の住み心地などについてに伝えたいことは?

 

ネウパネさん:

日本には四季があることは来日前から知っていました。夏がとても暑く、冬がとても寒いということも。実際に日本に来てから、沖縄・千葉・愛媛(新居浜)と移り住んできましたが、新居浜が一番気候的にも住みやすいと感じています。

 

夏は暑すぎず、冬もそんなに寒くない。晴れの日も多いです。海も近くてきれいで、山も近いところが気に入っています。だから、他の外国から来たみんなも気にいると思います!

 

今、楽しみにしていること

――最後に、ネウパネさんが今新居浜や日本での生活で楽しみにしていることを1つ教えてください。

 

ネウパネさん:

今、自動車教習所に通っています。

運転免許が取れたら、四国をドライブ巡りするのを楽しみにしています!

――次は運転免許の試験にチャレンジということですね。合格を心より、お祈りしています。本日はたくさんの質問に答えていただき、ありがとうございました!

 

ネウパネさん:

ありがとうございました。

ぜひ、またお店にも遊びに来てください。

取材後記

祖国ネパールを離れ、新居浜で元気いっぱいに働くネウパネさんの笑顔にインタビューを行った取材班も元気をもらいました。

 

来日からしばらくして新型コロナウイルスの蔓延があり、異国の地で祖国に戻ることすらできず、最愛の奥さまとも離れ離れの中、心が折れかけたこともあったはずです。それでも、いつも笑顔を絶やさずに勉学に勤しみ、一生懸命仕事を続けたネウパネさん。こちらも見習いたい限りです。

▲今は愛する奥さまと新居浜を楽しんでいます!

今回は、取材に応じていただきありがとうございました。これからも、まいぷれ新居浜編集部はネウパネさんを応援していきます!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。