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まいぷれ新居浜編集部ニュース

泉川中学校の生徒さん達による医療従事者への応援ソングが完成!

泉川中の生徒たちが立ち上げた「コロナ撃退プロジェクト」について、まいぷれ新居浜編集部が取材しました。

新居浜市の中学校から、心が温かくなる明るいニュースが届きました!

泉川中学校(新居浜市星原町)の生徒会メンバーの皆さんが中心となって制作していた“コロナ禍と闘う医療従事者の方への応援ソング”が完成し、市内の病院に生徒による合唱を収録したDVDが贈られました。

 

今回このプロジェクトについて、泉川中学校の生徒会メンバーと片岡教諭に取材をすることができましたので、その模様をお届けします!

 

 

実際の演奏動画はこちらから

↓↓↓

https://izumigawa-j.esnet.ed.jp/blogs/blog_entries/index/page:2?frame_id=8&page_id=4

 

※泉川中学校日記は、日々更新されております。

「コロナ撃退プロジェクト」のページをご参照ください。

生徒会役員メンバー発案でプロジェクトが開始!

取材に応じてくれたのは、泉川中学校の生徒会メンバー7名のうちの4名と、同校で音楽を担当している片岡先生です。

【写真】泉川中学校
【写真】生徒会メンバー4名とまいぷれ取材スタッフ

泉川中の私たちにも何かできることはないか?

2020年の春ーー新型コロナウイルスの世界的流行が話題になり、ここ新居浜市でも感染の波はもう他人事ではない状況にありました。

 

「泉川中の私たちにも何かできることはないか?」

 

そう考えた2020年度の生徒会メンバーは話し合いの結果、最前線でコロナと闘う医療従事者の皆さんへ全校生徒からの応援メッセージを送ることに。それから約1年、いまだ油断はできない状況にあるコロナ禍が続く中、2021年度の生徒会メンバーが前年度メンバーの想いを引き継ぎ、医療従事者の皆さんへの応援ソング制作を発案したそうです。

2021年2月末、制作プロジェクトがスタート!

作詞は、生徒会メンバーの石川さんが中心となって担当。

みんなとの話し合いの中で出た「伝えたい言葉」や「感謝・エールの気持ち」をまとめ、なんと1日で歌詞を書き上げたそうです。

 

作曲は、音楽の片岡先生が協力し、約1週間ほどで完成。

完成した応援ソングを合唱することに決め、音楽部22名と生徒会7名に参加希望生徒2名を加えて、春休みや夏休みなどを利用して練習を重ねました。

途中、コロナの影響で学内活動の自粛期間もあった中、出来る範囲の練習を行い、8月末に合唱の動画を収録。この間、プロジェクトメンバーは普段の学校生活と両立しながらの活動でしたが、この日々を「楽しかった」「あっという間に過ぎていった」と振り返っていました。

 

9月には、市内にある「十全病院、労災病院、県立新居浜病院」の3ヶ所にDVDと歌詞を持って訪れました。病院関係者の方もいたく感動された様子で、お礼のメッセージを返してくれたほか、院長先生が直接来校してお礼を述べられたとのこと。みんなの感謝と頑張りが届いた瞬間です!

感謝・団結・勝利の気持ちを込めて…!

応援ソングのタイトルは、『共に~夜明けを願って~』

 

まずは、コロナ禍の最前線に立つ医療従事者の皆さんに感謝を伝えたいとの思いから、1番の歌詞には「感謝」の気持ちが込められました。2番の歌詞には「みんな一緒に乗り越えよう」という団結・協力の気持ちを、全体のテーマとしては「必ずコロナに打ち勝つ日が来る」と強く願う気持ちが込められています。

 

歌詞の全文掲載許可をいただきましたので、ぜひご覧ください。

共に~夜明けを願って~【歌詞】

コロナ禍 制限される日々

そんな中 失った調律(メロディー)

当たり前の 日常の 大切さを知った

 

仲間と 会えない日々

そ(ん)な中 目の当たりにした

世のために 働く 人たちを知った

今こそ 感謝を伝える時 Ah

 

苦しい中でも 働く人たちに

感謝の言葉を 贈りたい ありがとう

 

不安や 苦しみがおそう

それでも 負けずに闘う

この夜が 明く日を 願ってうたう

 

自由に すごせる日々を

共に 取り戻していこう

この夜が明く日を 願ってうたう

 

今こそ共に闘う時 Ah

みんながいるから 進み続けられる

 

共に 進もう この夜が 明ける日を願い

共に 戦おう この世が 明ける日を願い

保護者や地域住民の方にも広がる輪

9月中旬、テレビ愛媛がこの半年間のプロジェクトの軌跡を取り上げ、放送されました。

放送後は大反響で、生徒だけでなく、保護者や地域の人たちからも「見たよ!」の声が続出! 医療従事者の皆さんのためにと始めたプロジェクトが地域住民をも勇気づける結果となりました。

 

「今、私たちにできることをする」

 

この気持ちを来年度の生徒会メンバーにも受け継いでいきたいと強く感じたそうです。

プロジェクトを終えてーー

最後に、今回の応援ソング制作プロジェクトを経て、変わったことや感じたことをお聞きしました。

 

プロジェクトに関わって変わったこと

手洗い、うがいを自主的に習慣的にするようになった。

コロナ禍の重みを感じるようになり、最前線で働く医療従事者の皆さんのことも考えるようになった

 

プロジェクトを終えて感じたこと

人の気持ちを動かすのは大変なんだ、と実感した。

そんな中でも自分たちが行動したことで、人の気持ちが動いたことに感動した。

 

自分が今できることは何かを自然と考えるようになった。

今は中学3年生で、来年には高校生になるが、「一見、無理そうでもまずはやってみる」という姿勢を大切にしたいと思った。

 

生徒会メンバーからのメッセージ

実際に皆さんに歌を聞いてほしい。

医療従事者のみなさんが一生懸命頑張っていることをもっと多くの人に知ってほしいです。

 

1人1人の意識次第でコロナを抑え込むことができると思うので、自分さえよければいいやという気持ちではなく「1人1人が気をつける」という想いを大切にしていこう!

 

いつかコロナは収まるので、それまでは我慢して、収まってからみんなで楽しみましょう。

私たちは(中学3年生なので)まずは、目の前の受験勉強を頑張ります!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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