地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、新居浜の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

新居浜の地域情報サイト「まいぷれ」新居浜市

ジェット三郎の『映画&ドラマ&家電のちょっとウンチクよもやま話』

BMWはなにゆえ、ユーザーをワクワクさせる車なのか? そこには知られざる仰天の秘密があった!

テレビ業界で裏方30年のジェット三郎が語るよもやま話! 今回は特別編、芸能人にもファンが多いBMWの魅力を、ジェット三郎目線で独自に解析!


特別編! BMWの魅力をジェット三郎が熱く語る!

芸能人に大人気のBMW

 

ドイツ車の高級車BMWは、芸能人に大人気だ。

 

最近では、平成ノブシコブシの吉村崇(たかし)が、BMWの高級スポーツカーBMW i8を購入し、それをネタにバラエティー番組で様々なトークをしているのを目にした人もいるだろう。

 

芸人以外にも、ここではあえて名前を出さないが、僕が知っているだけでも、超有名俳優さん(男性)やスキャンダラスな恋愛遍歴でも名高い有名女優さん、BIG歌手なども、BMWオーナーである。

 

彼ら彼女たちに共通しているところとして、みなさん、ご自分でBMWを運転して現場に来るところ、であろうか。僕の記憶では、BMWを他人に運転させて、撮影現場に来た人は一人もいない。

 

一方で、メルセデスベンツに乗っている芸能人さんは、案外、マネージャーさんや運転手さんにハンドルを握らせて現場に来る人の方が多い気がする。

 

ジェット三郎の車遍歴

 

先に断っておくが、僕は、それほど今の車には詳しくはない。

 

「今の」とわざわざ注釈つけたのには意味があり、中年オヤジである僕の年代は、子どもの頃、『スーパーカーブーム』真っ最中の時期であり、小学生時代、『奥道後遊園地』(松山市末町)で開催されていた『世界のスーパーカー展』なる催し物に、父親の一眼レフカメラを首からぶら下げ、展示されている「ロータス ヨーロッパ」、「ランボルギーニ・カウンタック」、「フェラーリ512BB」、「マツダ コスモスポーツ」、「TOYOTA 2000GT」らを撮影しまくった過去を持つ。

 

20歳で普通車の免許を取得した後は、6つ上の長兄から譲り受けた「マツダ ファミリア」(5代目1980年式。記念すべき日本カー・オブ・ザ・イヤー初代グランプリ車。色はもちろん赤)→「トヨタ スプリンターカリブ」(2代目。1990年式4WD。新車購入)→「トヨタ スプリンターカリブ」(3代目。1995年式4WD。新車購入)と、ずっ~と国産車ばかりを乗り継いでおり、輸入車、それもBMWのような高級車には縁もゆかりもない車遍歴である。

 

この頃までは、すれ違う車のフロントマスクを一瞬見ただけで、メーカーはどこで、車種は何で、おおよその年式を言い当てることが出来るぐらいには車には詳しかった。ていうか、結構、僕の世代の男性は、みんな、同じぐらいは、ある程度の車の知識を有していたんじゃないかな。

 

その後、東京の世田谷に引っ越した際、駐車場が6万円もするという、とんでもない事実に激怒し、車を手放した。

 

ちょうどその頃、カーシェアリングという新しい車の乗り方が普及し始めた。運のいいことに、僕が家族と住んでいた賃貸マンションの周辺に、カーシェアリングspotが雨後の筍のように増えていき、それに伴い、カーシェアリング料金もどんどん下がっていった。

 

事故時無制限補償の自動車保険料込、車検代も駐車場代もいらずに、乗りたいタイミングで好きな車種(コンパクトカーからワゴン車、スポーツカーまで)を選び放題で、ガソリン代込で6時間2500円程度(夜間プランなど)で乗れるカーシェアリング・サービスにすっかりハマってしまい、以降、今に至るまで車を購入することなく過ごしてきた。同時に、新しい車に対する興味もすっかり消失してしまった。

 

だからこんな僕には、BMWの魅力を熱く語る資格などないのだが、人生の中でたった一度だけBMWにまつわるわずかなつながりがあったことを思い出し、今こうして偉そうにBMWの記事を書いている無礼を許してほしい。

 

僕の人生においてのBMWとのつながり、それは、20代後半の時、ひょんなことから、BMWのオーナーになるチャンスがあったということ。それもタダ(無料)で。

 

あれは、1997年頃だったと記憶する。

愛媛県松山市道後で開業医をしていた叔父(父の弟)から東京の僕に突然、「BMWを手放すのだが、いるか?」と連絡が来た。

 

詳しい話を聞くと、7年ほど前に、ディーラーで一目惚れし、新車で購入したBMWだったが、とにかくデカくて、自宅の車庫に入れるのに何度も切り返しをしないと入らず、また奥さんは街乗りに使いたいのが、運転があまり得意じゃなくて、ぶつけるのが怖くてBMWに乗りたがらず、結局、セカンドカーとして別のドイツメーカーの小型車を購入したら、サイズ的にもちょうどよかったようで、そっちばっかり乗っているとのこと。

 

ついては、BMWを処分することにしたのだが、もし欲しいのだったらタダでやるぞ、とのこと。

 

一瞬、「僕もBMWオーナーのなれるかも!」と有頂天になった。なったのだが、型番を聞き、その車体の大きさを確かめて、二の足を踏んでしまった。

 

叔父さんが乗っていたのは、1990年式のBMW730i(E32)。車長5メートル近くでエンジンは3000ccもあった。購入以来、ほとんど車庫の中に置いたままのようで、7年も経つのに、走行距離はわずか1万キロ未満。まさに極上の中古車だった。

 

だがその頃、僕は、新車購入して2年と数ヶ月しか経っていない、つまり、まだ初回車検が来ていない愛車(スプリンターカリブ)を所有していたこともあって、その申し出を断った。

 

断った理由のもう一つに、当時住んでいた田無市(今の西東京市)の賃貸マンションの駐車場スペースが、車長4700mm未満、車幅1750mm未満の車しか駐車できなかったことも大きな理由だ。

 

BMW730iは、車長が4910mm、車幅1845mmで、自宅の駐車場には置けないサイズであり、もし譲り受けたとした場合、マンションの外に別に駐車場を確保する必要があったのだ。

 

あーあ。やっぱり惜しいことをしたなあ。今更ながらに、「やっぱりあの時、譲ってもらっとけばよかったかも」と少し後悔している。

 

 

Ehime BMW

自動車販売(BMW正規ディーラー)

“駆け抜ける歓び”を愛媛でも。

愛媛県松山市井門町381

089-905-0200地図を見るショップ情報

BMWの歴史

BMWのことが気になってきたので、いろいろと調べてみることにした。

 

以下は、WikipediaやBMW公式サイト、正規代理店サイトなどから拾ってきた情報である。間違っていたらごめんなさい。ご指摘いただければ、その都度修正します。

 

その昔、日本人はBMWを「ベンベェー」と呼んでいた!

 

BMWは、1916年、ドイツのバイエルン州に「バイエルン発動機製造株式会社」としてスタート。

創業当時は、航空機エンジンを製造していたが、1922年には自動車とオートバイを製造開始。以降、100周年を超えた今なお、ドイツが誇る高級車ブランドとして君臨し続けている。

 

今はBMWのことを「ビー・エム・ダブリュー」と呼ぶが、元スーパーカー少年だった僕なんかは、今でも「ベンベェー」と呼んでしまい、若い世代に失笑されている。

 

実はこれ、今から40年以上前までのBMWのテレビCMでは、ドイツ語読みで「ベンベェー」とはっきり言っていたのだ。ところが、1981年に、それまではヤナセなど民間の輸入代理店に日本国内の宣伝と販売を任せていたドイツのBMW本社は、100%子会社の日本法人「BMW JAPAN」を設立、日本国内の広告と販売ルートを大幅に改変することにする。その際、「ベンベェー」「ベムヴェー」「ベェーエムベェー」といったドイツ読みだったBMWの読み方を「ビー・エム・ダブリュー」と英語読みに改めることになったのだ。(最近では「ビーエム」と更に略されているようだが)

 

倒産・買収の危機を乗り越えたキーワードは、「運転して楽しい車作り」

時間軸を少し戻すと、高級車のブランドイメージを保ち、世界中にファンの多いBMWだが、実は、倒産&買収の危機があったという。

 

第2次世界大戦後の1959年頃、人気車種を生み出すことができず、販売台数が低迷したBMWは、同じドイツの自動車メーカー・ダイムラー・ベンツ社に吸収合併されようとしていた。

 

それを救ったのが、今も子孫一族が筆頭株主であるドイツの実業家・投資家のヘルベルト・クヴァントである。

 

もともと、ダイムラー・ベンツ社の株主でもあり、BMWの株主でもあったヘルベルト・クヴァントは、当初は、このダイムラー・ベンツ社による吸収合併に賛成の立場だった。ところが、当時のダイムラー・ベンツ社の社風が利益最優先主義であること、一方でBMWは、「楽しい車作り」に徹底してこだわりを持っていることを知るにつけ、「こんな楽しい車作りをする会社を消してはいけない」と考えを一転させ、ダイムラー・ベンツ社による吸収合併を阻止するべく、BMWの株を買い増して60%を超える筆頭株主になり、経営を安定させた逸話がある。

 

その後60年以上経った今でも、クヴァント家はBMWの過半数以上の株式を所有する筆頭株主であり続けている。

 

この一件以降、BMWでは、筆頭株主のクヴァント家に「つまらない車作りをしている」とみなされてしまった経営者はクビになってしまう、という厳しい「掟」のようなものが存在し、実際に、歴代の経営者の中には、クヴァント家に「お前の作る車は、楽しくない」とクビを切られた社長もいるのだというから、なんとも愉快である!

 

音に対するこだわり【エモーショナル・アコースティックス(感情に訴える音響)】

BMWに限らず、ドイツ車は、エモーショナル・アコースティックス(感情に訴える音響)にずいぶん昔から着目し、こだわってきたという。

 

エモーショナル・アコースティックスとは、直訳すると「感動的な音」となり、自動車分野での使い方としては、「高級感ある音」や「乗り心地のいい音」を追求することを言う。

 

昔から聞いたことあるでしょう?

「ベンツやBMWは、ドアを閉める音が高級っぽい」

「日本車の方向指示器は『チッカチッカ』だけど、ドイツ車の方向指示器は、えも言えぬ高級な音に聞こえる」

と。

 

実はこれ、偶然でも空耳でもなんでもなく、間違いなく、ドイツ車製造メーカーは、ずいぶん昔から、このエモーショナル・アコースティックに着目してきた。

 

それらドイツ車の中でも、いち早くエモーショナル・アコースティックにこだわりを持っていたのは、BMWなのだ。

 

BMWはドアを開閉する際に発生する金属音に重みを持たせるべきと考え、500以上、ある時期には、800を超えるパーツの音の組み合わせを研究し、最適な「バタン」と閉まる音の研究に勤しんだという。

 

その結果、大量生産でき安価に製造できるプレス式のドアヒンジではなく、溶融した鋳鉄(ちゅうてつ)を鋳型に流し込んで、その後、型から取り出した金属を削って作る「鋳鉄製法」と呼ばれる手間もヒマもお金もかかる昔ながらの製法で作り上げたドアヒンジにこだわっている。

 

(ドイツ車のドアの開閉音が重厚で高級感があるのは、ドアヒンジだけでなく車内の気密性や「チリ」と呼ばれるドアとボディの隙間の間隔を極限まで小さくしたりと、様々な複合的理由があるのだが、ここでは、ドアヒンジの製造方法だけを取り上げている)

比較検討! 国産車のドアヒンジとBMWのドアヒンジの違い

国産車のドアヒンジと、BMW(530e)のドアヒンジを比較した写真を見てほしい

国産車のドアヒンジ。大量生産でき比較的安価に製造できるプレス製造のドアヒンジ

BMW530eのドアヒンジ。鋳鉄製造で作られたもので、一目で頑丈なものだと分かる

百聞は一見に如かず。その音の違いをとくとご覧あれ

どうだっただろうか?

 

音の高級感の違いを聴きとってもらえただろうか。(ヘッドホン推奨だが、やはり違うなと感じた。)

 

最近では、国産車(特にLEXUSなど)でも、ドイツ車メーカーに倣って、エモーショナル・アコースティックに着目し、ドアヒンジを鋳鉄製に切り替えるメーカーも出てきたとは聞くが、それでも、まだまだのようである。

BMWの魅力まとめ

 

・筆頭株主が「楽しい車作り」を命じ続けているほどに、「楽しい車」。それがBMWである!

 

・ドアの閉まる音にまでこだりぬいた究極の車作り。それがBMW!

 

・曲がる止まる走る、車の基本性能全てが最高峰

ドアヒンジの音の撮影にご協力いただいた、現役BMWオーナー(BMW530e)によれば、

BMWは、曲がる止まる走るといった車の基本性能がとにかく素晴らしいのだと語っていただきました。

BMW530eの体験レポート記事は、以下にまとめてありますので、そちらも是非ご覧になってください。

https://niihama.mypl.net/article/bmw_niihama/48013

 

 

 

BMWにご興味ある方は、BMW JAPAN正規ディーラーのEhime BMWまで!

Ehime BMW

自動車販売(BMW正規ディーラー)

“駆け抜ける歓び”を愛媛でも。

愛媛県松山市井門町381

089-905-0200地図を見るショップ情報

参考文献・参考資料一覧

(この記事を作成するにあたり、以下のサイトを参照にいたしました。心より御礼申し上げます)

 

https://pfadfinder24.xsrv.jp/bmw-100jahre/

 

https://bmw-yanase.com/column/knowledge/bmw-history

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/BMW

 

https://www.ampmedia.jp/2018/11/26/emotional-acoustics/

 

https://kuruma-news.jp/vague/post/12426


ジェット三郎:愛媛県生まれ。映画・テレビ業界の片隅で裏方稼業30年。主戦場はドラマ畑だが、時々情報・報道・バラエティー番組なども手掛ける。好きなお酒は芋焼酎のロック。

この記事に関するキーワード