新居浜アフリカ文化発信人 井上柚子
ザンビアとコンゴ民主共和国に広がるカッパーベルト
前回の記事では、新居浜の発展を支えてきた「別子銅山」についてご紹介しました。
1691年に始まり、約283年もの間、銅を生み出してきた別子銅山。
銅という資源が、ただ産業を支えただけではなく、人々の暮らしやまちの発展にも大きく関わっていたことが分かりました。
そして実は、遠く離れたアフリカにも、銅によって発展してきた地域があります。
それが、ザンビアとコンゴ民主共和国にまたがる「カッパーベルト」です。
アフリカに広がる「銅のベルト」
「カッパーベルト(Copperbelt)」とは、その名前の通り、銅鉱山が帯状に広がる地域のことです。
主にザンビア北部からコンゴ民主共和国南東部にかけて広がっており、世界でも有数の銅の産地として知られています。
この地域では、長い間、銅の採掘が行われてきました。
特にザンビアでは、銅は国を支える重要な産業の一つ。
輸出品として大きな役割を持ち、鉱山を中心に多くの人々の生活が成り立っています。
ザンビアを支える「銅産業」
ザンビアはアフリカ南部に位置する内陸国です。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界有数の銅生産国の一つです。
銅は電気を通しやすい性質を持っているため、電線や電子機器など、現代の暮らしには欠かせない金属です。
そのため、ザンビアで採れる銅は、世界中の産業を支える資源となっています。
一方で、銅への依存が大きいからこそ、資源価格の変化や環境への影響など、さまざまな課題とも向き合っています。
コンゴ民主共和国と「未来の資源」
カッパーベルトは、ザンビアだけではありません。
隣接するコンゴ民主共和国にも、大規模な銅鉱山が存在します。
コンゴ民主共和国は、銅だけでなく「コバルト」の産地としても世界的に知られています。
コバルトは、スマートフォンや電気自動車のバッテリーなどに使われる重要な資源です。
これから電気自動車や再生可能エネルギーの普及が進む中で、銅やコバルトなどの鉱物資源は、さらに重要になっていくと考えられています。
新居浜とアフリカ。
別子銅山とカッパーベルト。
場所も歴史も大きく違います。
新居浜では、別子銅山がまちの歴史や文化をつくりました。
一方、ザンビアやコンゴ民主共和国では、現在も銅産業が国や地域を支える大きな存在となっています。
「銅」という資源が、人々の暮らしや地域の発展と深く関わっています。
日本でも研究されているアフリカの鉱山
さらに調べてみると、日本でもアフリカの鉱山や資源について研究している方々がいることが分かりました。
大学や研究機関では、鉱山開発だけでなく、資源と経済、地域社会との関わりについて研究されています。
遠いアフリカの鉱山の話が、日本の研究者や、私たちの暮らしにもつながっている。
そう考えると、アフリカは決して遠い場所ではないのかもしれません。
次回は、そんな「銅」が私たちの身近なスマートフォンや電気製品にどのようにつながっているのかをご紹介します。
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参考資料
・独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)「鉱物資源情報」
・国際協力機構(JICA)「ザンビア共和国 鉱業分野関連資料」
・各種鉱物資源・アフリカ資源産業に関する研究資料
| 名称 | 新居浜アフリカ文化発信人 井上柚子 |
|---|---|
| フリガナ | ニイハマアフリカブンカハッシンニンイノウエユズ |
| 住所 | 792-0026 新居浜市久保田町2丁目3-9 ニイハ新居浜 |
| 営業時間 | Instagramをご確認ください |
| 駐車場 | なし |
| Instagramアカウント | https://www.instagram.com/yuzu_inoue_1206/ |
| 問い合わせページ | 外部サイトに繋がります |
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