新居浜アフリカ文化発信人 井上柚子
今回のお話を聞いて、まず最初に思ったのは、
「やりたいことに対して、こんなに前向きに突き進める人がいるんだ」
もちろん旅の内容も面白かったのですが、それ以上に印象に残ったのはさわさん自身の行動力です。
やりたいと思ったことに対して、「でも危ないかも」「でも無理かも」と立ち止まるのではなく、しっかり情報を集め、リスクを減らしながら前へ進んでいく。
私自身も海外へ行くことがありますが、その姿勢はとても勉強になりました。
今回のゲストであるさわさんは21歳の大学生。
栄養学を専攻し、将来は管理栄養士を目指しているそうです。
硬式野球部のマネージャーを7年間続けていたという話からも分かるように、勢いだけで突っ走るタイプというより、地道に積み重ねることができる人。
そんなさわさんがアフリカに興味を持ったのは中学生の頃でした。
同世代の子どもたちが学校に通えなかったり、何時間も歩いて通学している現実を知ったことがきっかけだったそうです。
ただ、その時に抱いた感情は「かわいそう」ではありませんでした。
「アフリカって実際どんな場所なんだろう?」
その純粋な疑問が原点だったといいます。
そして大学生になり、
「自分の中にあるアフリカ像は、本当に現実なのだろうか」
そう考えたさわさんは、自分の目で確かめるためにケニアへ向かいました。
ケニア──“命をいただく”という感覚
最初の渡航先はケニア。
キベラスラムツアーやマサイ族の村でのホームステイなど、観光地巡りではない、現地の暮らしに近い体験をされたそうです。
その中でも特に印象的だったのが、マサイ族の屠殺(とさつ)の話でした。
牛やヤギを解体し、肉だけでなく血や内臓まで無駄なく活用する。
血は栄養源として飲まれ、内臓にもそれぞれ役割がある。
この話を聞いたとき、正直に言うとぞくっとしました。
でもそれは残酷だからではなく、
「知らないものに対する無意識の恐怖」
だったような気がします。
私たちは普段、スーパーできれいにパックされた肉を買います。
だからこそ「命をいただく」という過程を見る機会はほとんどありません。
一方でマサイの人たちは、その命と向き合いながら暮らしている。
血まで大切に使うという話を聞いて、最初は驚いたものの、
「どちらが正しいか」ではなく、
「文化や環境が違えば当たり前も変わる」
ということを改めて感じました。
自分の常識は思っている以上に狭い。
そんなことを考えさせられたエピソードでした。
ルワンダ──観光ではなく“生活に混ざる旅”
2回目の渡航先はルワンダ。
ここでは「KISEKI」という団体のボランティアプログラムに参加し、約1か月滞在したそうです。
午前中はナーサリー(保育園)で子どもたちと過ごし、
午後はマーケットへ行ったり、現地の友達と遊んだり、髪を編んでもらったり、ネイルをしたり。
いわゆる「観光」ではなく、その土地の日常の中へ入っていきました。
この話もすごく好きです。なぜなら、私自身も海外へ行ったときは、有名な観光地を巡るより、その土地の人たちと話したり、ローカルな場所へ行ったりする方が面白いと感じるからです。
その国を知るというのは、名所を見ることだけではなく、
「そこで暮らす人たちがどんな毎日を送っているか」
を知ることなのかもしれません。
そしてこのルワンダでの経験が、
「一人でも大丈夫」
という大きな自信につながったそうです。
その自信が、次の旅へとつながっていきます。
3回目の旅は“陸路”という挑戦
3回目の渡航では、ルワンダ・ウガンダ・ケニアを陸路で移動する旅に挑戦。
本当は西アフリカへ行きたかったそうですが、準備不足を感じて延期。
その代わり、
「会いたい友達がいるから」
という理由で再び東アフリカを選んだそうです。
この理由も素敵だなと思いました。
観光地ではなく、人に会いに行く旅。
以前出会った子どもたちや友人たちを訪ねるために海を越える。
そういう関係性が築けていること自体がすごいなと思います。
前のニュースへ
【後半】自分の正しさが世界の正しさではない次のニュースへ
【対談】私たちが伝えたいこと| 名称 | 新居浜アフリカ文化発信人 井上柚子 |
|---|---|
| フリガナ | ニイハマアフリカブンカハッシンニンイノウエユズ |
| 住所 | 792-0026 新居浜市久保田町2丁目3-9 ニイハ新居浜 |
| 営業時間 | Instagramをご確認ください |
| 駐車場 | なし |
| Instagramアカウント | https://www.instagram.com/yuzu_inoue_1206/ |
| 問い合わせページ | 外部サイトに繋がります |
まいぷれ[新居浜市] 公式SNSアカウント