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まいぷれ新居浜編集部ニュース

新居浜市内の小中学校の先生達が自主的に集い、ICT研修会開催

2020年8月31日、市立小学校・中学校の全児童・生徒に対してのタブレット端末整備に伴う、先生方の自主参加型ICT研修会が行われました。

講師は、私立愛光学園中学校・高等学校、進路部長 和田誠先生です。

研修会の冒頭で和田先生は「私は、タブレット端末を児童・生徒が自由に使いこなせるようになることで、教育にイノベーション(革新)が起きると信じています。」と熱く語ってくれました。

今回、新居浜市が全小中学校の児童・生徒さん全員にタブレット端末を整備するという話を聞いて、その先駆的取り組みに感銘を受け、今から起きるであろう教育イノベーションをこの目で確かめたいという思いと、何かお手伝いできることがあるのではないかと思いで、ご協力いただけることを決めてくださったそうです。

 

想定をはるかに超える人数の先生が集まったことにも触れ、「この先生方の情熱があれば、新居浜市の教育ICT環境の実現は必ず成功すると確信しました」とおっしゃっていました。

76名の先生方が参加されました

学校の授業と同じように最初と最後は起立して挨拶です

新居浜市教育委員会 高橋良光教育長

国のGIGAスクール構想に基づいた県内でも先駆的取り組み

今年度中に、新居浜市では、国が進めている「GIGAスクール構想」(GIGAとは、Global and Innovation Gateway for Allの略であり、1人1台端末環境を実現させ、生徒児童学生一人ひとりに個別最適化された創造性を育むことを目的とした教育ICT環境の実現を指す)に基づき、全小学校・全中学校の全児童・生徒に、1人1台の端末整備を行います。(約1万台)

新居浜市立全小学生と全中学生全員にタブレットを導入!

 

愛媛県内では、これまで、各学校単位での導入実績はありましたが、市内の小学校・中学校の全児童・生徒への導入は新しい取り組みとなります。新居浜市は、現在、全小中学生に1人1台のタブレット端末整備について準備を進めています。

 

全小学生にiPad6,650台、全中学生に3,293台!

 

新居浜市の小学校・中学校へのiPad・chromebookの導入は、2020年11月から納入が始まり、教員の研修等を経て、2021年3月からの試験運用を予定しております。(端末:小学校16校 iPad 6,650台、中学校12校 Chromebook 3,293台)

 

デモ授業の様子

(小学生に整備予定のiPadを使って、ロイロノート・スクールという教育アプリでお絵描きをしている)

8月31日(月)の放課後、愛光学園和田先生を招いての自主研修会開催!

 

導入に先立ち、先進的に取り組みをされている私立愛光学園(松山市)の協力のもと、現場の先生たちが自主的に参加するICT研修会が8/31(月)の放課後に行われました。

 

研修内容は、タブレットPC導入に当たっての総論とiPadとChromebookの利活用、そして学校教育用専用アプリである『ロイロノート・スクール』を使った実践的デモ授業が行われました。

ロイロノート・スクールは、すべての授業で使える「思考力」「プレゼン力」等を育成するツールで、先生の授業アイデアをシンプルに楽しく実現することができます。

 

参加された先生方の人数は、当初20名程度を予定しておりましたが、放課後の自主参加にもかかわらず、想定人数の4倍近くの76名もの参加者となり、3密防止・新型コロナ感染予防対策をとりつつも、熱気のこもった研修会となりました。

 

私立愛光学園中学校・高等学校、進路部長 

和田誠先生

【Google認定イノベーター】

【ロイロ認定ティーチャー】

【ロイロ・シンキングツールアドバイザー委員長】

県内で先駆的な取り組みをされている和田先生の、楽しいデモ授業

 

デモ授業では、実際のタブレット端末となるiPadやChromebook、先生方ご自身のノートパソコンやスマートフォンを駆使して、ロイロノート・スクールの実用的使い方が披露されました。

 

先生方一人ひとりは、児童生徒たちにどうすれば、タブレット端末を、鉛筆や消しゴムと同じように『文房具』のように使いこなせるようになるかを真剣に考えつつ、自己紹介メモを作ったり、写真を撮影して、それを自己紹介メモに取り込んだり、意見や感想をカードに入力して共有したりと、教育専用アプリ『ロイロノート・スクール』の使いやすさを実体験しました。

和気あいあいと楽しそうに、デモ授業を体験する小学校中学校の先生たち

実例を交えたお話でわかりやすく伝わります

だんだんと操作にも慣れてくる先生方

研修会に参加した先生たちの声

 

市内小学校教諭「思った以上に簡単に操作できるし、直感的に動かせるので、子供たちもすぐに慣れてくれると思います。ここに来るまでは、春からのタブレットを使った授業に不安を抱いていましたが、今は楽しみになりました」

 

市内中学校教諭「タブレット端末を導入することが目的ではなく、タブレット端末を使って、何ができるのか、どう授業に活かすのかを目的にすることが大切だと分かりました」

和田先生と有志の先生方との懇話会終了後の写真

教育革命の黒船来航?! 

 

新居浜市教育委員会のとある先生は、今回の全小学生全中学生にタブレット端末を整備することを『教育革命の黒船来航』と喩えておりました。

参加された76名の先生方の熱い想いは、近い将来、新居浜市の小学生中学生一人ひとりが、タブレット端末を、鉛筆のように消しゴムのように自在に使いこなせる未来をその手に手繰り寄せる強い原動力となるはずです。

様々な課題はあるかと思いますが、これからの新居浜市の教育改革が楽しみです。

タブレット端末整備に伴う自主参加型ICT研修会

 

日時
2020年8月31日(月)16:30~18:00
場所
新居浜市一宮町1-5-1(防災センター4階研修室)
講師
愛光学園中学校・高等学校 進路部長 和田誠先生

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