ジェット三郎のよもだなコラム『スーパームーンな皆既月食』の巻
新波出版(にいはしゅっぱん)
テレビ業界でひっそり裏方稼業30年!
ジェット三郎が適当に呟く
「ジェット三郎のよもだなコラム」
Vol.1は
『スーパームーンな皆既月食 2021年5月26日(水)の夜は月食だ』の巻だ!
2021年5月26日(水)の夜、天気が良ければ、南東の空を見上げてほしい。
満月、それも
スーパームーンが浮かんでいるはずだ。
(月は地球の周りを楕円軌道で回っているため、実は、同じ満月でも、軌道が遠い時は小さく、近い時は大きく見える。軌道が近く大きく見える満月を『スーパームーン』と呼ぶ。5月26日の満月は、2021年の中の12回の満月の中でも一番大きなスーパームーンである)
しかし。
あら不思議。
まんまる満月のはずのお月さまが、次第に欠けていくのが見えるはず。
そう、
『月食』である。
ちなみに、月食はそんなに珍しい天体ショーではない。ほとんど毎年1回は発生するし、多い年は3回も見ることができる。
2001年から2100年の、21世紀の間では、皆既月食が計85回、部分月食が計57回も発生することが分かっている。100年に142回なので、まあまあ頻繁に起こっている。ちなみのちなみに、21世紀で月食のない年は、2002年・2016年・2020年だけである。
5月26日の月食は、地球の影の中に、月がすっぽりと隠れる
「皆既月食」である。
皆既月食のスタートは、20時09分頃。
完全なる食のタイミングは、20時18分頃。
そして皆既月食の終わりは、20時28分頃である。
ちなみに、西日本では、月が南東の地平線から顔を出してすぐ部分月食が始まっちゃうので、
月出帯食(げっしゅつたいしょく)という、最初から欠けた状態で見えることになる。
太陽が欠ける皆既日食は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)がヤキモチ妬いて岩戸にお隠れになり、世界は突如闇に包まれてしまったという、みんなが知っている日本神話の例のお話のベースの天体現象であると言われているように、真っ暗闇になってしまうが、皆既月食はそんなことはない。
地球の影の中に月が入り込んで、太陽からの光を遮るのだが、地球の大気によって太陽光のうち波長の長い赤系の光だけが屈折と回折(かいせつ)され、一方で波長の短い青系の光はほとんどが散乱されてしまうので、皆既月食でも、月は真っ暗にはならず赤銅色、つまりあかがね色に見えるのだ。
新居浜市も、この、
皆既月食=あかがね色の月食ということで、もっとアピールすればいいのに!
天気が少し心配だが、とにかく26日(水)の夜は、窓を開け、南東の空を眺めてみよう。
(写真は、過去の皆既月食のものです。©ありさちゃん)
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