セキュリティ担当高橋です。

毎回不安を煽るような内容で恐縮なのですが、ウイルス「Emotet」の被害が急増しているため、注意喚起としてご案内します。

情報処理推進機構（IPA）は、3/1～8までに、Emotetへの感染被害相談が323件あったと公表しました。
先月同時期（2/1～8）に比べ約7倍の相談件数となり、改めて警戒を呼びかけています。

以下は最近Emotet感染のプレスリリースを出した団体・企業の一部です。
・ライオン
・積水ハウス（グループ）
・クラシエ（グループ）
・リコーリース
・沖縄県
・日本気象協会
・東北海道いすゞ自動車

いずれも従業員のパソコンがEmotetに感染し、従業員名のなりすましメールが確認されているとのことです。

また以前の投稿で、Emotet感染を狙う攻撃メールの見分け方についてご説明しましたが、新たな攻撃メールが確認されています。（上画像）

繰り返しになりますが、Emotetに限らず、一般的なウイルス対策として、以下のようなことに気をつけて下さい。
・見に覚えのないメールの添付ファイルは開かない、メール本文中のURLリンクをクリックしない
・自分が送信したメールの返信のように見えても、不自然な点があれば添付ファイルは開かない
・OS、セキュリティソフト、アプリケーションは最新の状態にする
・添付ファイルを開いてしまった場合、「マクロを有効にする」「コンテンツの有効化」というボタンを押さない

セキュリティ対策に不安がある、ウイルス感染の可能性がある、といったことがありましたら、お気軽に当社にご連絡・ご相談下さい。

画像引用元
情報処理推進機構（IPA）
「Emotet（エモテット）」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについて
感染被害の大幅拡大/日本語で書かれた新たな攻撃メール（2022年3月9日 追記）
https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html#L19