新居浜・西条お役立ち情報館
「WannaCrypt」と呼ばれるランサムウェアの被害のニュースが記憶に新しいですね。パソコンのファイルが開けなくなり、病院などで業務が停止した騒動の報道がありました。パソコンやスマホが仕事でも日常生活でも手放せない今、ウイルス感染などの脅威から身を守る対策を知っておきましょう。
ランサムは、《身代金》を意味します。パソコンをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることで、使えなくして、代わりに身代金を要求するという不正のプログラムです。自分のパソコンだけでなく共有しているサーバーのファイルも強制的に暗号化され、利用できなくなります。
他のウイルスと同様に、メールの添付ファイルを開くことで感染するケースが多いようです。インターネット上のゲームや便利なプログラムに見せかけて、実行されるのを待ちます。誤って実行してしまうと、ランサムウェアが悪い動きを始めます。
パソコンに入っている大切なファイルが今まで通り開けなくなり、画面に身代金(ファイルを戻したければお金を振り込め!というような文言)を要求する文章が表示されます。
十分に注意していても、誤って実行してしまう場合もあるかもしれません。信頼できるウイルス対策ソフトがパソコンにインストールされていて、最新の状態になっているか、確認しましょう。
また、WindowsUpdateなどの更新機能が正しく機能しているか、確認しましょう。
メールに添付ファイルがついていると、まずは大丈夫かな?と、疑うくらいの慎重さが必要です。巧妙な方法で添付ファイルを実行させるように仕掛けてきます。不審なメール・差出人不明のメールは絶対に開かない。
官公庁、公的機関、企業などを騙るメールについても、身に覚えのないものは十分に注意してください。
例)運送会社を装ったメール
督促状を装ったメール
会議案内を装ったメール
また、メール本文のリンクを容易にクリックしないなどの慎重さが必要です。
ランサムウェアに特殊な形に変換されても、復元できる場合もあります。まずは、サポート対応会社に連絡するのが良いです。(お金を支払っても元通りになるとは限りません)
愛媛県警サイバー犯罪対策室Webサイト
http://www.police.pref.ehime.jp/cyber/
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)Webサイト
更新:世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170514-ransomware.html