新居浜の防災まとめ
大切な人を安心させる備えとは? 東京での地震と新居浜市内の停電をきっかけに、防災を「自分事」として考え始めた、まいぷれ編集部Mの体験エッセイ。

防災が大切なのは分かっている。
でも、何から始めればいいのか分からなくて、そのままになっている……。
こんにちは。まいぷれ編集部のMです。
実は、私もそんな状態になっている一人でした。「そのうち準備しよう」「時間があるときに考えよう」。そう思いながら、特別な行動を起こすことなく過ごしてきました。
この記事では、そんな私が、今年(2026年)6月の出張をきっかけに「防災は今から始めよう」と本気で考えるようになった体験をお話しします。
6月下旬、仕事の出張で東京へ滞在していた時のこと。
私は1日のうちに2度、はっきりと揺れを感じる地震を経験しました。1度目は昼間。そして2度目は夜10時半頃、ちょうどお風呂から上がったタイミングでした。
その日は兄の家に泊めてもらっており、2階の洗面所でドライヤーをかけていると、体が左右に大きく揺れました。最初はめまいかと思いましたが、すぐに地震だと分かり、気持ち悪さを感じるほどの揺れに襲われました。1階にいた義姉と声を掛け合って無事を確認したものの、「また大きな揺れが来たらどうしよう……」という不安がなかなか消えません。
そんな私の不安を察してか、義姉がこう声をかけてくれたのです。
「うちは防災グッズ、ちゃんと用意してあるから安心してね」

その一言で、不思議なくらい気持ちが落ち着きました――と、同時に私はあることに気付いたのです。
『もし立場が逆だったら、私は家族や大切な人に同じ言葉をかけられるだろうか?』
答えは「まったく自信がない」。自分の準備不足を深く反省した瞬間でした。
さらにこのあと、2つの台風(7号・8号)が同時に接近していた影響も重なり、延泊を余儀なくされる事態に。今回の出張は私にとって「災害」を自分事として捉え直す大きなきっかけとなりました。地震だけでなく、いつどんなタイミングで何が起きるか分からない――。そして、その時に誰かを安心させられるのは、日頃の備えなのだと痛感しました。
新居浜へ戻ってから、私はさっそく防災用品について調べ始めました。
最初はホームセンターやショッピングモールなどへ行くことを考えたのですが、いろいろと調べていくうちに、最近は携帯ショップでも防災用品を取り扱い始めたことを知りました。
スマートフォンは災害時の連絡や情報収集に欠かせない存在です。
“通信” と “防災” は確かに関係が深いのかもしれないと思い、今回は私の生活圏内にある「ソフトバンク新居浜西」を訪れてみることにしました。


お店の中に防災用品のコーナーがありました。
店内にある防災バッグや非常用品を見ながらスタッフの方に説明を聞くと、「これは便利そう」「こういう使い方があるんだ」と思うものばかり。ネットで画面を見るだけでは気付かなかった実物のサイズ感や機能に触れ、防災用品がぐっと身近に感じられるようになりました。
スタッフの方とお話しする中で、少し前に起きた停電時の体験談も伺うことができました。
※2026年6月4日の20時過ぎ頃、新居浜市内の西の土居町や久保田町の一部で停電が発生していました。
そのスタッフさんの自宅も該当地域にあるそうなのですが、普段から災害対応のLED電球を使っていたため、突然の停電で家中が真っ暗になる中、リビングだけは明かりが残り、落ち着いて行動できたそうです。一部だけでも明かりが点いていたことが、想像以上の安心感につながったとのことでした。
東京での地震を経験したあとだったからでしょうか。新居浜でも実際に停電が起き、防災用品が役立ったという話は、以前よりずっと現実味を持って受け止められました。備えは、決して特別なものではなく、日々の安心につながるもの――備えあれば憂いなし、という言葉の意味を改めて考えさせられました。

スタッフさんが使用している災害対応のLED電球。非常時には「助けて!」の音声が流れる機能もある。
自宅へ帰り、今回の出来事を母に話すと「実は私も準備しているよ」と、持っていたリュックに防災用品を詰めた自作の防災リュックを見せてくれました。

母の防災リュック。完璧ではないけど、できる範囲できちんと備えをしていた。
水や非常用品など、できる範囲で少しずつ備えていた母の姿にまた刺激を受けた一方、『どこに置いてあるのか、家族である私がすぐ分からなかった』という小さな課題も見つかりました。そこで、置き場所を家族で共有し、これからは備えの状況についても、ときどき話し合うことにしました。
私自身も、今回の経験を糧に少しずつ我が家の備えを始めました。
まず、実際に防災用品を見に行ったソフトバンクで「大容量のモバイルバッテリー」を購入。災害時、家族との連絡や情報収集に欠かせないスマートフォンの充電を確保するためです。また、一緒に展示されていた「防災ラジオ」が1台7役でスタッフさんからも一番のおすすめと言われたので、そちらも注文して現在届くのを待っています。

購入した、大容量のモバイルバッテリー。

お店おすすめの防災ラジオ。取り寄せ中です!
さらに母が自作していた防災リュックに習い、私も自分なりのリュックを作ってみることに。使用していないリュックの中に、軍手やスリッパ、予備の電池など、まずは今すぐ用意できるものを少しずつ詰めています。もちろん、置き場所は家族みんなが分かる場所に決めました。
全部そろえてからではなく、まず1つ始めてみる。
その一歩を踏み出せたことで、防災は「いつかやること」ではなく、「今日から続けていくこと」に変わった気がしています。
「いつか」ではなく「今日できること」を1つだけ
防災には終わりがありません。
どこまで備えれば100点なのかも、人によって・住む環境によって違います。だからこそ「完璧にできないから」と何もしないより、今日できることを1つ始めてみるのが大切なのだと思います。私にとって、その一歩はモバイルバッテリーを準備し、防災ラジオを注文したことでした。
そして何より、義姉が私を安心させてくれたように、今度は私が家族や大切な人に「安心してね」と伝えられるようになりたい――そう思うようになったことが、今回の経験を通しての一番大きな変化かもしれません。
この記事が皆さんにとって身近な防災を見直す小さなきっかけになれば嬉しいです。
皆さんは、どんな備えをされていますか。暮らしの中で工夫していることや「これは役立った」というアイデアがあれば、ぜひまいぷれ新居浜・まいぷれ西条に教えてくださいね。
✏️この記事を書いた人:まいぷれ新居浜編集部
まいぷれ新居浜は、新居浜市の暮らしを楽しくする地域情報サイトです。地元のショップやイベント、行政情報など、スタッフが実際に足を運び、市民の皆さまに役立つ「生の声」をお届けしています!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。