シャットダウン、スリープの使い分けについて、パソコンの寿命や電力消費量の観点からご説明します。

ご存じのとおり、シャットダウン時は待機電力はほぼゼロになりますが、スリープ状態ではわずかに電力を消費し続けています。
電源のオンオフ時には多くの電力を消費しますが、スリープから復帰する際にはそこまでの電力は消費しません。
マイクロソフトの調査では、90分以上利用しない場合はシャットダウン、90分以内の場合はスリープと使い分けることが最も効果的だと言われています。

また、普段パソコンを利用をしている際にも、HDDやSSDへの書き込み等は行われておりますが、電源のオンオフ時には、さらに多くのプログラムの読み込みや保存が行われてるので、HDDやSSDなどのストレージにも大きな負荷がかかります。
電源のオンオフを繰り返すことはパソコンの寿命を縮めることに繋がります。

よって2つの観点から長時間利用しない場合はシャットダウン、短時間利用しない場合はスリープの運用が適していると言えます。
しかし、一度シャットダウンしてしまうと起動に時間がかかる、リモート接続のため電源を入れておく必要があるなど、さまざまな要因が考えられるため、必ずしもシャットダウンの運用を推奨するわけではありません。
長時間利用しない場合でも使いたいときにすぐ使えることを優先したい人は、基本的にスリープ運用でも問題はありません。
シャットダウンとスリープをうまく使い分けてみましょう。

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