いつもは、ICT関係のお役立ち情報についてお届けしておりますが、今回は私の好きな富士山について書かせていただきます。

　日本で最も高く、日本を象徴する山とされる「富士山」。その風貌は優雅で心地よく、見るものの多くを虜にします。私も富士山が大好きな一人です。新幹線で東京に移動する時は、窓際のE席を指定して、新富士駅あたりの天気が良いことを願っていたものです。そして、運よく富士山を見られたときには、大きな感動を覚えました。

　さて、そんな富士山ですが、意外と何県にあるのか知らない人も多いようです。標高3776mの富士山は、山の北側が山梨県、南側が静岡県にあり、山頂部分には県境がなく、頂上は何県でもないとされています。

　「富士山」という名前の由来は諸説あり、昔話「竹取物語」にも、由来について書かれています。竹取物語では、かぐや姫は帝の求婚をふりきって天人（月の使者）とともに月の都に帰って行こうとしていました。その別れのとき、天人から帝に不老不死の霊薬が与えられました。しかし帝は、愛しいかぐや姫がいないこの世界で、永遠の命を手に入れてもむなしいだけだ、と天人からもたらされた不老不死の霊薬を燃やしてしまいます。その燃やした場所が、この国で月の都に一番近い場所である、富士山の火口だったのです。不死の薬を燃やしたことで、火口からは煙が永遠に出続けることになりました。そこから「不死の山」と言われるようになりました。また、この不老不死の霊薬を燃やしに行くとき、数多くの帝の兵士がこの（不死の）山を登りました。兵士が沢山登っているそのようすからこの山を「富士山」（士が富む山）と名付けられたとされています。

　富士山の形に似ていることやその土地を代表することから、全国に郷土富士と呼ばれる山が300以上あります。四国では、香川県の坂出市にある讃岐富士（飯野山）や愛媛県の大洲市にある富士山（とみすやま）があります。日本一の山「富士山」の美しさと勇壮さへの憧れ、そして地元の皆さんの郷土富士に対する愛情が伺えます。

　富士山のことに関しては、富士山麓の豊かな自然環境、火山活動など話題が多く書けば切りがありません。私は、富士山を見ることが好きであり、登ってみたいとは思ったことはありません。多分、今後もその気持ちは変わらないと思います。鉄道で乗り鉄、撮り鉄、〇〇鉄がいるように、私は富士山が大好きで、見ただけで幸せと感じます。

　見るだけで心癒される自然の景色は富士山に限らず色々なものがあります。そんな自然を見たときに、素直に心地よく感動できる自分であり続けたいと思います。