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まいぷれ新居浜編集部ニュース

(公社)新居浜青年会議所によるサプライズ花火が8/16に大輪の花を咲かせました

「stay home~コロナ収束へ願いを込めて~お盆の夜空にBon!ボボーン!」

コロナの早期収束を願い、医療従事者への感謝を込めて

それは、お盆最終日の8月16日19時30分。

突然の轟音でスタートした。

 

新居浜市内のとある海岸、某所。

夜の帳(とばり)がまだ完全に下りきってはいない、紅色と濃紺のマーブル状の夜空に、一星(いっせい)の打ち上げ花火が華を開いた。

 

一発目は8号玉だ。

空高く250メートルの上空で赤く黄色くそして七色に輝き、消えていった。

 

サプライズ花火大会のスタートである。

 

主催者は、公益社団法人新居浜青年会議所(JCI新居浜)である。

 

新型コロナウイルス蔓延の早期収束と、命がけで働いている医療従事者の皆様への感謝と敬意を込めて、彼らが企画し、実現させたのだ。

 

タイトルは「stay home~コロナ収束へ願いを込めて~お盆の夜空にBon!ボボーン!」

 

コロナ感染拡大防止、3密を避けるため、打ち上げ場所は極秘事項だった。

 

とはいえ、新居浜市民には一人でも多くの皆様に見てほしい。

 

だから、新居浜に密着した地域ポータルサイトである我が「まいぷれ新居浜」をはじめ、新居浜市役所のFacebook、(公社)新居浜青年会議所HPや特設YouTubeチャンネル、ハートネットワークのケーブルテレビなどで宣伝告知した。YouTubeチャンネルとハートネットワークのケーブルテレビでは、ライブ配信の準備も万端だ。

 

サプライズ花火大会の噂は、風のように駆け巡った。

 

ある市民はイオンモール新居浜の屋上駐車場へ車を走らせ、空を見上げた。

ある市民はマンションのベランダから、またある市民はおおよその勘で、国領川の河口付近へと自転車を走らせた。

 

2発目。3発目。

次々と大輪の花火が打ち上げられる。

 

イオンモール新居浜の屋上に集まった30人ほどの市民の中からは、大きな歓声が上がった。

特に子供は大騒ぎだ。(とはいっても、全員、マスクをしていたことは言うまでもない)

 

主催者:新居浜青年会議所の熱い想い

新居浜青年会議所 伊藤理事長

新居浜青年会議所 越智さん

今回の花火大会を企画した新居浜青年会議所の越智氏は、まいぷれ新居浜の取材にこう答えた。

 

「コロナの影響で、毎年開催されていた納涼花火大会が中止になり、夏の風物詩がなくなったことをとても残念に思っていました。お盆の終わりに、医療従事者への感謝の印と、コロナが一刻も早く収束するよう、願いを込めて、今回の花火大会を発案したんです」

 

「新居浜、頑張れ! そして市民のみんなが、少しでも笑顔になってくれることを願って、企画しました」

 

もちろん、実現までには数々のハードルがあったという。

 

このコロナ禍の状況で、実行していいのかどうか。

 

3密を避けるためにはどうすればいいか。

 

各関係機関への許可申請。

 

話し合いを重ね、一つずつクリアし実現にこぎつけることが出来た。

 

資金面も、現役メンバーだけでなくOBたちの支援も受け、まさに「オール新居浜青年会議所」で一致団結し、解決させていった。

 

すべては、新居浜市民の笑顔を見たいがために。

花火大会目玉の大型打ち上げ花火、10号玉

筒場(つつば)の様子

左側が8号玉×20発の筒。

右奥が10号玉×30発の筒。

毎年開催されている新居浜の納涼花火大会では、観客が多く集まる会場近くに筒場(発射台)を設けて打ち上げるため、主に4号(12センチ)の玉を打上げていたという。

 

観客は夜空に打ちあがる花火を、ほとんど真下の地点から見上げるため、その大きさでも十分に大きく感じるのだという。

 

しかし今回は、3蜜を避けるために打ち上げ場所は秘密としていた。つまり筒場近くには観客がいない。その代わりに、市内の広い範囲のどこからでも見られるようにと8号(24センチ)と10号(30センチ)の玉を使用することにした。

 

玉が大きくなると、到達高度・開花時の大きさも大きくなる。当然、費用も余計にかかってしまうが、どうしても譲れないこだわりだった。

「一人でも多くの新居浜市民の皆さんに見てほしい」

 

それが、主催者である新居浜青年会議所の強い想いだったのだ。

 

そして50発の大輪の華が夜空に輝き、散っていく

華麗なる夜空のショーは、約5分間続いた。

 

8号玉が20発。

そして目玉となる上空300メートルで花開く10号玉が30発。

 

濃紺の空が、紅色・緑色・黄色・青色・白色と、絢爛豪華に色のカーテンの模様を変えていく。

 

だが5分後、再びの濃紺の夜に戻り、静寂が再び支配する。

 

まさに、50発のサプライズ花火大会だった。

あっという間の花火大会だった。

 

しかし、花火を見た新居浜市民の心は、花火を見る前と後とでは、大きく変わったはずだ。

 

堅かった顔の表情が少しでも柔らかく緩んだはずだ。

心に明るい「何か」が宿ったはずだ。

 

国領川の中流の土手から、花火を見ていた私は、そんなことを思いながら、笑顔で自宅へと向かっていった。(文責 NS)

 

 

関連情報

まいぷれ新居浜ニュース一覧

※花火大会後のニュース

https://niihama.mypl.net/shop/00000351031/news?d=1839454

※花火大会告知のニュース

https://niihama.mypl.net/article/seinenkaigisho_niihama/42617

 

新居浜青年会議所

※公式サイト

http://www.niihamajc.jp/

※花火大会告知ページ

http://www.niihamajc.jp/report/1399.html

※花火大会公式YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCE0zXvqEcxOmf-H3lfPfgWg?guided_help_flow=3&disable_polymer=true

 

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宇和島市青年会議所花火大会クラウドファンディング告知ページ

https://readyfor.jp/projects/uwajima-hanabi

(宇和島の青年会議所さんも、10月に花火大会を企画しております。そのクラウドファンディングページです)

 

 

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。