新居浜市泉川にある瀬戸会館を日頃から利用しているサークルの方の作品や、地元保育園・小・中学生の作品などを展示・即売する「第11回　であい展」が8月14日まで開催されています。
その中で石村嘉成さんの版画作品が、アブラゼミや涼しさを感じる鯛の版画など、夏らしい作品を中心に数点展示されています。

瀬戸会館の職員の方によると、今回であい展を開催するに当たり、身体の不自由な人への希望を与える強いメッセージになればと、石村さんの作品の展示をお願いしたとの事です。
岡山県高梁市で行われる予定だった特別展が豪雨の影響で延期された為、作品集めに難航したものの、何とか夏らしい作品が集まり、開催にこぎつける事ができたそうです。

瀬戸会館は障がい者や差別を受けてきた方への理解や人権啓発・住民交流の為のコミュニティセンターですが、高齢者の利用が多く若い人への周知が課題となっていました。
今回若い人にも人気がある石村さんの作品を展示する事で、若い人にも瀬戸会館を利用して頂き、人権問題や障がい者の方に興味・理解を持ってもらうきっかけになればと話していました。

であい展初日に開催されたハーバリウム体験会には石村さんも参加され、独特の色彩感覚でハーバリウムを作られていました。

会場内には石村さんの作品の他にも様々なサークルの方や泉川校区の児童の作品が展示・即売されており、すいよう作業所さんのクッキーの販売も行われていました。
夕方からは瀬戸寿地区の夏祭りも同時に行われます。