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版画家 石村嘉成

Vol.4 準大賞受賞! 全国障害者アート公募展 「みんな北斎」

2016年12月に東京で開催された全国障害者アート公募展 「みんな北斎」で版画家 石村嘉成さんの作品が準大賞に選ばれました。

受賞作品 日記帳

北斎が生きたまち、墨田区の緑町公園にある「すみだ北斎美術館」開館記念プロジェクトの一環として、2016年12月に全国障害者アート公募展 「みんな北斎」が開催され、全国、1500点超の応募の中から6人の入賞者に石村嘉成さんが選ばれました。
「北斎の、自由で奇想天外な芸術性」というテーマで公募が行われ、石村さんの力強く繊細で一文字一文字想いのこもった日記帳が準大賞となりました。
■賞 準大賞

■タイトル 日記帳

■作者 石村嘉成

■素材 ノート

■大きさ 25.5cm×18cm

■講評
眠る間を惜しんで絵を描き続けた北斎のように、動物を描き続けている20代男性の日記帳。蟻一匹から大きな動物まで、ダイナミックかつ繊細な表現は命への好奇心にあふれ、江戸時代に誰も見たことのない象を描いた北斎マインドと重なる。毎日自由帳に線を引き几帳面に書かれた言葉も、動物への想いに満ちている。積み重ねて描き続けるエネルギー、生きとし生けるものへの愛情、そして大胆な表現力。すべてに現代の北斎を感じる。

審査員

水村喜一郎
画家/東京墨田区出身。9歳の時、事故で両腕を失う。口で筆を持ち油絵を描き始め、17歳で展覧会初入選。詩情あふれる作品から「描く詩人」と呼ばれている。2013年長野県東御市に「水村喜一郎美術館」を開設。
高橋正実
クリエイティブディレクター・アートディレクター・デザイナー/東京墨田区出身。「デザインは社会の問題解決策の一つ」「ブランドストーリー」「人・事・物」等デザインを広く捉える概念や言葉を生み、社会的発想で知られるデザイナー。
葛飾ふとめ・ぎょろめ
学芸人/「学芸員」ならぬ「学芸人」として、「すみだ北斎美術館」を盛り上げるべく誕生した新たなジャンルのお笑い芸人。葛飾北斎の知られざる人物像や逸話を、コント・漫才・歌や踊りで面白おかしく紹介している。
菊田寛
すみだ北斎美術館館長/前両国中学校校長で、全国中学校美術連盟事務局長、東京都造形教育協議会会長等を歴任。公立美術館の使命である教育普及・地域連携を担いつつ、成長する美術館をめざす。
青木剛
墨田区福祉保健部長

授賞式のようす