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まいぷれ新居浜編集部ニュース

新居浜市内の歩道橋を巡る旅(令和元年5月)

幼い頃はもっと多かったように感じる『歩道橋』、新居浜市内にどれくらいの歩道橋があるのでしょうか。

横断歩道橋(おうだんほどうきょう)とは、車道や鉄道を跨ぐように架けられた歩行者・自転車専用の橋のことを言い、主には略して『歩道橋』と呼ばれています。

昭和30年代の高度成長期において、自動車の保有台数が多くなり、それによって交通事故も増えるようになりました。交通弱者である歩行者を事故から守るために、安全性の観点から歩行者と自動車の交通を分離できる歩道橋が設置されるようになったようです。

昭和40年代、歩道橋の設置は一気に増えましたが、令和の現在、歩道橋の数は以前よりかなり少なくなっているように思います。新居浜市内に存在する歩道橋は、どのくらいあるのだろうと思い、市内の歩道橋を巡って撮影のぶらり旅へ…。

まずは、国道11号線を東の端(四国中央市土居町)からスタートしました。最初に見えるのは、新居浜市星原町の国道11号線にかかる歩道橋です。

泉川横断歩道橋(1970年2月)

泉川横断歩道橋の上から東方向

泉川横断歩道橋の上から西方向

土橋横断歩道橋は、1965年の歩道橋指針により、1973年(昭和48年)に作られた歩道橋です。製作は、住友重機械工業株式会社。

旧住友鉱山鉄道跡地を利用した全長2.6kmの自転車歩行者専用道路(市道:滝の宮山根線)と並んで架けられています。

かなりの年月が経過している市内の歩道橋は、ほとんどが濃茶に塗装が施されていますが、昔の色(薄い水色)のままなのが、国道11号線の泉川横断歩道橋と土橋歩道橋です。40年以上経過しているものも多いため、劣化が進んでいるように見受けられました。

土橋横断歩道橋(1973年2月)

土橋歩道橋の上から東方向

土橋歩道橋の上から西方向

国道11号線を跨ぐ萩生歩道橋(2018年2月)

自転車を押して利用できます

傾斜がゆるやかです

萩生歩道橋の上から東方向

萩生歩道橋の上から西方向

本郷歩道橋(2012年2月)

本郷歩道橋の上から東方向

本郷歩道橋の上から西方向

踏切近くにあるため電車も見えます

西の土居歩道橋

西の土居歩道橋の上から北方向

西の土居歩道橋の上から南方向

金子歩道橋(1969年3月)製作:豊国工業株式会社

階段途中にトラとリスの模様

金子歩道橋の上から南方向

王子歩道橋(惣開公民館前)1970年架設

王子歩道橋の上から西の土居方向

王子歩道橋の上から海方向

市役所通りと楠中央通りの交差点(裁判所前交差点)に架かる歩道橋(1972年3月)

歩道橋の上から南方向(楠中央通)

歩道橋の上から北方向(楠中央通)

鉄鋼示(1964年)歩道橋

製作:豊国工業株式会社

東雲歩道橋

東雲歩道橋の上から東方向

東雲歩道橋の上から西方向

神郷小学校前の神郷歩道橋(1988年3月)製作:小手川工業株式会社

神郷歩道橋の上から東方向

神郷歩道橋の上から西方向

菊本歩道橋(昭和通り、新居浜小学校近く)1972年架設

菊本歩道橋の上から東方向

菊本歩道橋の上から西方向

民家の庭に入っているように感じます

南側には沼のようなものが見えます

若水歩道橋(昭和43年3月竣工)フジグラン新居浜近く

若水歩道橋の上から南方向

若水歩道橋の上から北方向

堺筋歩道橋(昭和44年3月竣功)製作:舞鶴重工業株式会社

堺筋歩道橋の上から南方向

堺筋歩道橋の上から北方向

高木歩道橋(昭和45年3月完成)

高木歩道橋の上から北方向

高木歩道橋の上から新居浜駅方向

高木歩道橋の上から南方向

三方向に跨る歩道橋

坂井跨道橋(平成22年2月完成)

坂井跨道橋(サイクリングコースの一部)

坂井跨道橋の上から南方向

跨道橋(こどうきょう)は、道路の上を越えるために設置される橋のことです。坂井跨道橋は、別子鉱山道下部鉄道跡のサイクリングコースにも繋がっているため、自転車の往来も多いので、人が渡る歩道橋ではなく、『跨道橋』と言われるのでしょう。

 

市内の歩道橋を巡ってみて、ほとんどの歩道橋の名称は校区や地名がつけられていましたが、2003年2月26日に開通した国道11号線新居浜バイパス(岸の上~星原)に架かる3つの歩道橋は、当時の泉川小学校6年生の3クラスによってそれぞれ名付けられたようです。

東側から、6年松組は『希望橋』(きぼうばし)、6年竹組は『大いちょう橋』(おおいちょうばし)、6年梅組は『流星橋』(りゅうせいばし)と名前がつけられています。親しみやすいですね。

流星橋(2003年2月、泉川小学校6年梅組)

流星橋の上から東方向

流星橋の上から西方向

大いちょう橋(2003年2月、泉川小学校6年竹組)

希望橋(2003年2月、泉川小学校6年松組)

橋を命名した泉川小学校6年生のクラスの手形

2003年2月26日、国道11号新居浜バイパス(岸の上~星原)開通記念

横断歩道橋は、大きな道路に架かるものや小学校の通学路に多いことがわかります。1970年代に大量に設置された歩道橋ですが、児童数が減ったり、高齢化が進み、上り下りが困難なために利用する人が少なくなったりしたことも減少の要因でしょうか。近年の歩道橋は、自転車用のスロープがついたり、エレベーター併設タイプも増えています。

 

エレベーターが併設されているタイプとしては、新居浜駅の南口と北口を繋ぐ自由通路『出逢いロード』があります。バリアフリーにも対応していて、安心して行き来できます。

新居浜駅南北自由通路『出逢いロード』(2013年架設)

駅前広場を一望できるデッキ

通路

通路の上から東方向(左手にはあかがねミュージアム)

通路の上から西方向(普通電車が新居浜駅を出発)

新居浜発の特急しおかぜ